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高梨沙羅選手の失格の理由は？DSQとは？スーツの規定などまとめ

2022.02.08
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2022年2月7日の北京オリンピックのスキージャンプ混合団体　男子2人、女子2人の各国1チーム計4人が2回のジャンプを飛び、合計ポイントを争う競技で、高梨沙羅選手が失格になった理由が「DSQ」でした。

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高梨沙羅選手が失格になった「DSQ」とは？

DSQ は、スポーツ競技などで失格を表す略語。
「disqualified（ディスクォリファイド）」の略。

ジャンプ競技では、国際スキー連盟（FIS）が、体重、身長に応じた板の長さから、グローブの縫い目の位置、長い髪の毛の収め方まで細かく規定しており、スーツについても「ジャンプスーツはすべての箇所で選手のボディーにぴったり合うものでなければならない。 直立姿勢でスーツ寸法はボディー寸法と一致しなければならず最大許容差はスーツのあら ゆる部分においてボディーに対し 最低 1センチ、最大 3センチ（女子は最低 2センチ、最大 4センチ）とする」との規定がある。
少しでも大きなスーツが空気抵抗を得て有利になるため、ミリ単位で違反を取り締まっているものだ。
Yahoo!ニュースより

スーツにゆとりがある事が空気抵抗になる事で飛距離を伸ばすことにつながってしまう、という理由から、厳しく規定されているようですね。

スーツの許容差は、
男子は＋1cm～3cm
女子は＋2cm～4cm

高梨沙羅選手がとてもいいジャンプをしたにも関わらず、それが無効になってしまったのはショックですよね。高梨沙羅選手は、飛んだ直後に「申し訳ございませんでした」と涙声で絞り出していました。高梨選手のせいじゃないのに、、、

何でスーツ規定に引っかかったのか？

そもそも、今回高梨選手が着ていたスーツは、ノーマルヒルで4日前に着用していたスーツとん同じものでした。その際の、試合前の検査はクリアしていたのに、今回の抜き打ち検査では太もも部分が規定より２センチオーバー（スーツより２センチ太ももが細かった）していたようです。

体重や体型は日々変化するため、スタッフは気をつけていたようですが、氷点下の極寒の環境で筋肉が萎縮してしまった事が、要因では無いかと見られています。

スーツ規定違反に引っかかったのは高梨選手だけではなく、オーストリアのダニエラ・イラシュコシュトルツ、ドイツのカタリナ・アルトハウス、ノルウェーのアンナオディネ・ストロム、シリエ・オプセトの2人の女子選手が失格になったようです。
高梨選手と合わせて合計５人の選手が失格になったことになります。

ノルウェーの選手は「通常とは違う測定方法だった」と問題点を指摘し、失格となった各国から不満と怒りの声が出ているようです。
身体とスーツの測定は、特製のノギスを使い手作業で行われるため、誤差が生じることは今までも指摘されていたようです。

高梨選手失格による世間の声

世間の声は、高梨選手を応援する内容で溢れています。

まとめ

スキージャンプのレジェンド、葛西紀明選手は、インタビューで
「失敗するショックよりも失格のショックが断然大きい。気持ちが持たない」と仰っていました。

スーツの規定違反で失格になった高梨選手の思いを汲んで、ほかの選手の佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑が高得点を記録し、ギリギリの８位に入り２回目へ臨みました。

１回目のスーツ規定失格から５０分余りしか経過していない中、
高梨沙羅選手はしっかり前を見据えて、これまでの４年間の思いを込めて２回目を飛んでいました。

高梨選手の諦めない姿に感動しました！

２回目に臨んだ高梨選手は98.5メートル、佐藤が100.5メートル、伊藤が88メートルで繋ぐと、エース小林が106メートルと大チャンプを決めて４位入賞！

仲間たちが気持ちをつないだ感動の瞬間でした。

ジャンプを終えた選手は、みんな高梨選手をハグしていました。

スーツ規定は納得できないですが、日本人の強い絆を見る事ができ、とても感動した競技でした。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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