海外旅行の準備をしていると、

「セキュリティポーチって本当に必要なの?」
「逆に危ないんじゃない?」
って迷いますよね。
特に初めての海外旅行や女性の一人旅だと、防犯対策は気になるポイント。でも実際のところ、セキュリティポーチは絶対に必要なアイテムなのでしょうか?
この記事では、セキュリティポーチの必要性を旅行スタイル別に検証して、代わりになる防犯グッズやおすすめの対策方法をご紹介します。自分の旅に合った防犯対策を見つけて、安心して旅を楽しみましょう!
セキュリティポーチはいらない?「不要派」の意見とその理由
最近では「セキュリティポーチはいらない」という声も増えてきています。実際、長年旅をしている人の中にも使わない派は結構いるんです。
セキュリティポーチが「いらない」と言われる主な理由
暑い気候では蒸れて不快
肌に密着させるタイプだから、特に暑い地域では汗でベタベタして気持ち悪いんですよね。薄着の季節だと、服の下に隠しても形が透けて目立っちゃうことも。
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支払い時の取り出しが面倒で逆に目立つ
お店で支払うときに、服をめくってガサゴソ…これ、けっこう恥ずかしいです。しかも「ここに貴重品入ってます!」って周りにアピールしているようなもの。本末転倒ですよね。
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使用感が煩わしい
身につけたままだと中身が見えづらくて取り出しにくいし、トイレに行くたびに外したり調整したり。地味にストレスなんです。
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旅行者だとバレて標的になる可能性も
ウエストポーチ型なんて、一目で「私、旅行者です」って分かっちゃう。スリからすれば格好のターゲットかもしれません。
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キャッシュレス化が進んだ
今はクレジットカードやスマホ決済が主流。昔みたいに大量の現金を持ち歩く必要がなくなったから、わざわざセキュリティポーチを使う理由も減ってきてるんです。
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「強盗には無意味」という現実的な指摘
もっと言えば、凶器で脅されたり羽交い締めにされたりした場合、服の中に仕込んでいようが関係ありません。身ぐるみ剥がされたら終わり。セキュリティポーチは、こっそり盗むスリには有効でも、強盗対策にはならないんです。
もちろん、スリなどの姑息な手口には効果があります。大々的な犯行はしない相手には抑止力になるので、まったく意味がないわけではありません。ただ、「セキュリティポーチさえあれば安全」という過信は禁物です。
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セキュリティポーチが「必要」な旅行スタイルとは?

じゃあ、セキュリティポーチは誰にも必要ないのか?というと、そうでもないんです。旅のスタイルによっては、あった方が断然安心できる場面もあります。
セキュリティポーチの必要性が高い旅行
個人旅行・バックパッカー旅
ドミトリーに泊まるときって、シャワーやキッチンにも貴重品を持ち込む必要がありますよね。そういうとき、肌身離さず管理できるセキュリティポーチは心強いです。
治安が悪い地域への旅行
アフリカや南米など、一般的に治安が心配される地域では、やっぱり厳重な対策が必要。バッグの上からシャツを羽織るなどの工夫と合わせて、セキュリティポーチを使う価値はあります。
スリの多い都市・混雑した観光地
バルセロナ、パリ、ローマなんかは有名なスリスポット。地下鉄やバスを頻繁に使うなら、貴重品を分散して持つ工夫が大切です。実際、X(旧Twitter)でも「パリでスリ対策にセキュリティポーチを服の下に入れて無事だった」という声が多く見られます。
女性の一人旅
何かあったときに頼れる人がいないからこそ、より慎重な防犯対策が求められます。セキュリティポーチがあると、心理的な安心感も得られますよね。
セキュリティポーチの必要性が低い旅行

一方で、こんな旅ならセキュリティポーチなしでも大丈夫かもしれません。
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添乗員付きツアー(観光バス移動)
団体行動が中心で自由時間も少なめ。バス移動がメインなら、人混みでスリに遭うリスクも低いです。
治安が良好な地域への旅行
北欧やオーストラリアなど、比較的治安の良い国への旅行。ただし、どんな場所でも油断は禁物ですよ!
外務省の「海外安全ホームページ」で、渡航先の治安情報は事前にチェックしておきましょう。
セキュリティポーチの代わりになるおすすめアイテム

「セキュリティポーチは使いたくないけど、防犯対策はちゃんとしたい」という方、安心してください。代わりになるアイテムはいろいろあります!
スキミング防止ケース・カードケース
セキュリティポーチの大きな利点の一つがスキミング対策。でも、これって専用のカードケースやパスポートケースでも十分なんです。
クレジットカード用スキミング防止ケース
pacsafeなどの信頼できるブランドから、薄型で1枚ずつ収納できるタイプが出ています。使いたいカードだけサッと取り出せて便利。見た目は紙みたいなのに、厚紙のような丈夫さがあって耐久性もバッチリです。
旅行から帰ってきた後も、普段使いのクレジットカードや銀行のキャッシュカードに使えるから無駄になりません。それほど高価なものでもないので、買って損はないですよ。
パスポート用スキミング防止ケース
パスポートぴったりサイズのスリムなケースがおすすめ。カードポケットやチケット・紙幣を入れられるポケット付きの機能的なものなら、パスポートだけじゃなく他の貴重品もまとめて収納できます。シンプルでスタイリッシュなデザインを選べば、見た目もスマートですね。
サコッシュ・小型ショルダーバッグ
個人的には、サコッシュが超おすすめです!
サコッシュのメリット
- 必要最低限の貴重品が無理なく収まるサイズ
- 嵩張らず無駄がない
- ショルダータイプなら前掛けで防犯対策もバッチリ
財布(現金+カード)、スマホ、パスポート、ホテルの鍵、ティッシュやリップなどの小物…これくらいなら余裕で入ります。街歩きにも、宿内で貴重品を持ち歩くのにも、一つで両方の役割を果たしてくれるんです。
ポイントは、必ずファスナーで口が閉まるものを選ぶこと。そして、必ず前持ちで使いましょう。後ろに掛けたら意味ないですからね。
防犯性の高いバッグ
最近は、防犯機能が充実したトラベルバッグも増えています。
pacsafe(パックセーフ)のバッグ
オーストラリア生まれのpacsafeは、防犯バッグのパイオニア。創業者が世界を旅した実体験から生まれたブランドだけあって、機能性は抜群です。
- ファスナーが簡単に開けられないパーツ付き
- 背面の隠しポケット
- RFIDブロッキングポケット(スキミング防止)
- 切り裂き防止素材(ステンレス製ワイヤー内蔵)
- 撥水素材
スリがケチャップをつけて注意をそらし、その隙に盗むなんて手口もあるんです。そんなとき、簡単に開けられないファスナーがあれば安心ですよね。
Liber Flyer(リバーフライヤー)のボディバッグ
「世界中をスマートに飛び回る」がコンセプトの東京発ブランド。
- バッグ内側にキーホルダー付き(スマホのストラップを繋いでスリ対策)
- 背面に隠しポケット
- 蒸れにくいメッシュ素材
- RFIDブロッキングポケット
防犯機能がしっかりしているのに、見た目はスタイリッシュ。これなら旅行後も普段使いできそうです。
バッグのファスナーをロックするグッズ
南京錠やジッパーロックは、スリ対策の基本中の基本!
スリにこっそりファスナーを開けられるのを防げます。ナイフで布を切るタイプの泥棒もいるので完璧ではないですが、それでも抑止力は高いです。治安が少しでも心配な地域に行くなら、必ず使いましょう。
隠しポケット付きの衣類
トラベルベスト
上着の中に着られる薄手のベストで、パスポート、紙幣、スマホなどを隠せるタイプ。SOLO-TOURIST(ソロツーリスト)という日本のブランドから、メンズ・レディース両方出ています。
蒸れにくいメッシュ生地で、目立たないのに機能的。普段使わない予備の現金を隠しておくのにも便利です。
隠しポケット付き靴下
足元にお札を忍ばせておけるユニークなアイテム。万が一の予備現金として持っておくと、本当にピンチのとき助かるかもしれません。
内ポケット付きジャケット
わざわざ旅行グッズを買わなくても、ファスナー付き内ポケットがあるジャケットなら、それで十分対応できます。手持ちの服を活用するのも賢い方法ですね。
トラベル財布&分散収納
チェーン付きトラベル財布
バッグ内のキーフックにチェーンを繋いでおけば、簡単にスリ被害を防げます。SOLO-TOURISTのチェーン付き3つ折り財布などがおすすめ。
貴重品の分散収納
旅慣れた人がやっている賢い方法が、これ。第2の財布やカードケースを用意して、貴重品を分けて持つんです。
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例えば、1つめの財布はバッグの中に、2つめの財布はジャケットのファスナー付き内ポケットに。もしスリに1つ盗まれても、もう1つは無事。被害を最小限に抑えられます。
女性におすすめの防犯対策
女性の一人旅だと、より慎重な対策が必要ですよね。
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バッグの上から羽織る対策
治安が心配な地域では、バッグの上からシャツを1枚羽織るのがおすすめ。バッグの紐が露出しないので、突然後ろから引っ張られる被害を防げます。
ヨーロッパでも気候によっては自然とこのスタイルになるので、そんなに不自然じゃないですよ。
隙を見せない心構え
防犯グッズも大事ですが、一番大事なのは「隙を見せない」こと。
- おしゃべりなど他のことに意識が向きすぎない
- バッグは常に前に
- 「この人いける」と思わせない雰囲気を出す
電車でのスリは、乗車前からすでに目星をつけているという調査報告もあるんです。まずは狙われないようにすること、これがとっても大切。
高速バスはグレードの高いものを利用する、ATMは場所を選んで使うなど、他にも気をつけられることはたくさんあります。
セキュリティポーチを使うなら|おすすめの選び方

「やっぱりセキュリティポーチが欲しい」という方のために、選び方のポイントもお伝えしますね。
首下げタイプ vs ウエストポーチタイプ
首下げタイプのメリット
- パスポートがスムーズに取り出せる
- トイレのときも位置を気にしなくていい
- 上着の内側に隠せば目立ちにくい
首下げタイプのデメリット
- 薄手の服だと形が透ける
- 首から下げるストラップが長時間だと疲れることも
ウエストポーチタイプのメリット
- しっかり固定できてズレにくい
- ボディラインにフィットして目立ちにくい
- 長時間でも疲れにくい
ウエストポーチタイプのデメリット
- パスポートを出すときに服をめくる必要がある
- ワンピースだと中身の取り出しがほぼ不可能
- トイレのときに外したり調整したりが面倒
個人的には、パスポート提示の機会が多い旅なら首下げタイプが便利だと思います。
選び方のポイント
薄型・シンプルなデザイン
頻繁に出し入れするものじゃないので、大容量や多機能よりも、薄くて服の下に自然に収まるシンプルなものがベスト。
スキミング防止機能付き
RFIDブロッキング機能があれば、クレジットカードやパスポートの情報を守れて安心です。
おすすめのセキュリティポーチ
地球の歩き方オリジナル SGコンパクトポーチ(首下げ)
有名なガイドブック「地球の歩き方」のオリジナル商品。パスポートがぴったり入るコンパクトサイズで、抗菌・防臭・撥水加工付き。紐の長さも調節できます。
首下げタイプはウエストポーチタイプと違って、服の中から取り出すときにお腹を出さなくてもいいのがスマート!
Liber Flyer セキュリポ(ウエストポーチ)
薄型設計で服の中に隠しやすく、蒸れにくい背面メッシュ素材。斜めがけにしてボディバッグとしても使えるから、旅行以外でも活躍しそうです。
楽天市場の口コミでも高評価のアイテムですよ。
まとめ|自分の旅に合った防犯対策を選ぼう
結論として、セキュリティポーチは「絶対に必要」というわけではありません。
スキミング防止ケース+防犯性の高いバッグ+南京錠など、代わりのアイテムや工夫で十分対応できます。実際、長年バックパッカー旅をしている人の中にも「いらない派」は多いんです。
ただし、治安が悪い地域やスリの多い都市への個人旅行、女性の一人旅などでは、あると心強い場面も。「心理的な安心感が欲しい」というのも、立派な理由だと思います。
大切なのは、セキュリティポーチだけに頼らず、総合的な防犯対策をすること。隙を見せない意識と、複数の対策を組み合わせることが重要です。

「スリ対策が心配で旅が楽しめない…」なんてもったいないですよね。自分の旅スタイルに合った防犯対策を選んで、安心して旅を満喫しましょう!
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