2022年7月8日(金)の11時30分頃、奈良県で応援演説をしていた安倍元総理を銃撃したとして、山上徹也(やまがみてつや)が殺人容疑で逮捕されました。
安倍元総理は奈良市内で参院選の応援演説中に襲撃されました。駅前の大勢の聴衆の前で銃撃されたので、現場は大混乱していたようです。安倍元総理は演説を初めて1分〜2分後に3メートルほど後ろから山上徹也容疑者に自作の銃で2発打たれ、ドクターヘリで奈良県立医科大付属病院に搬送されましたが、残念ながら午後5時3分に失血のため亡くなってしまいました。67歳でした。
搬送先の奈良県立医大病院(奈良県橿原市)は、安倍元総理の死因は、左上腕部を撃たれたことに伴う失血死だったと発表しました。体内に入った銃弾が左右の鎖骨付近の動脈を損傷したことが致命傷で、首の前部には約5センチ間隔で2カ所の銃創もあり、銃弾が首から体内に入ったとみられ、心臓に大きな穴が開いていたようです。
銃撃した山上徹也は2発目の銃撃後すぐに警察の警護官に取り押さえられました。
山上徹也容疑者の顔画像
中日新聞より(警察官が確認していた容疑者の免許証)
安倍元総理が銃撃された場所は?
安倍元総理が銃撃された場所は奈良県奈良市の「大和西大寺駅」駅付近です。
2022年7月8日11時29分に安倍元総理の街頭演説がスタートし、11時30分頃に銃撃があったようです。演説が始まってすぐ銃撃されたようです。
山上徹也の使用した銃
山上徹也容疑者の銃撃の凶器は長さ約40センチ、高さ約20センチの手製の銃とみられ、手製の銃のようです。自宅からは爆発物も見つかったようです。
製造した銃は2本の鉄パイプを粘着テープで巻きつけてつくっており、鉄パイプを3本や5本、6本にした銃を製造したようです。それぞれのパイプに弾丸を込めて発砲し、部品は、ネットで購入したようです。実際に銃撃に使われた銃は鉄パイプ2本で構成されたもので、複数の種類の銃を製造したうえで、殺傷能力の高いものを選んで襲撃したとのことです。テープで巻きつけられた鉄パイプが銃身となっていて、その筒の中に火薬と弾丸を詰め込む「火縄銃」のような銃とみられるといいます。
安倍元総理が演説を行っているときに山上容疑者が安倍元総理の斜め後ろ側から数メートルほどの場所までゆっくりと歩いて近づいて発砲し、あたりは白い煙が立ちこめました。
安倍元総理が演説を止めて振り向いたところ、男はさらに歩み寄り2発目を発砲しました。
2発目の銃声のあと安倍元総理は倒れました。発砲した銃弾は約60メートル先の横断歩道周辺まで12〜13個くらい飛び散っていて、2発目が安倍元総理の右の頸部と左の胸に当たったようです。
安倍さん
襲撃に使用せれたのは
自作の銃のように見える#頑張れ安倍さん#プライムニュース#次こそは高市早苗#頑張れ小野田紀美 https://t.co/aD0Kh5bzOG pic.twitter.com/y5GcV3yWFg
— 大濠キング (@4P57tgFU8eEx) July 8, 2022
安倍さんを
撃ったのは
奈良県在住
山上徹也 42歳
確保の瞬間と使用された銃#頑張れ安倍さん#プライムニュース#次こそは高市早苗#頑張れ小野田紀美 pic.twitter.com/6FIvRjmNIK
— 大濠キング (@4P57tgFU8eEx) July 8, 2022
こちらが、安倍晋三元首相が背後から襲われた瞬間。奈良県警が犯人を取り押さえ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。捜査関係者によると、逮捕されたのは奈良県内の40代、山上徹也容疑者。安倍元首相は意識不明の状態で搬送され、心肺停止とのことです。ご無事をお祈りします。
pic.twitter.com/oc4KgbATv8— Ikuo Gonoï (@gonoi) July 8, 2022
山上徹也容疑者宅で押収されたこの武器ヤバすぎだろ…
9連装散弾銃!? pic.twitter.com/ywtv5ORjG4— 新垢メタルスライム(ベンツマン@株式板) (@Benzman_TAKE2) July 8, 2022
安倍元総理を殺害した理由
安倍元総理を殺害した理由として、山上徹也容疑者の母親が団体にのめり込んで家庭がめちゃくちゃになってしまい宗教団体の幹部を殺そうとしたが、できなかった。宗教団体への恨みがきっかけとなり、その後、近しい関係にあると思い込んだ安倍元総理に襲撃対象を変更したようです。
もともとは爆発物をつくって殺すつもりだったが、途中から銃を製造するようになり、銃はたくさんつくり数か月前にできあがった。安倍元総理を殺害しようと思い、ほかの遊説先にも行ったことがあるようで、前日に岡山での遊説会場にも行ったようです。
安倍元総理が奈良県を訪れることはホームページを見て把握したようで、以前から安倍元総理大臣を襲撃する機会をうかがっていた可能性があります。
山上徹也の生い立ち
山上容疑者の父親は5歳のとき自殺し、母親は宗教にのめりこみ2002年に自己破産、兄は小児がんを患っていて自殺、と壮絶な環境で育ったようです。
山上容疑者には兄と妹の3人兄弟です。奈良県内の有名進学高校に進学しましたが、生活に困窮していたため大学に進学できず、専門学校に進学したようです。
山上容疑者のお兄さんは、長年小児がんの闘病をしていたようですが、一家の借金苦に疲れ果て、自殺に追い込まれてしまったようです。
山上容疑者自身も、海上自衛隊時代に自殺未遂をしていたようです。
自分が置かれた境遇へのやり場のない怒りが、安倍元総理の殺害に繋がってしまったのかもしれません。
山上徹也の自宅や経歴
山下徹也容疑者は41歳で、同姓同名で生年月日も同じ人物が2002年8月から3年間、海上自衛隊に所属していたということです。2002年12月まで長崎県の佐世保教育隊で必要な教育を受け、その後、2年間、広島県の呉基地を拠点とする護衛艦「まつゆき」の乗組員だったということです。そして、2004年4月から広島県江田島市にある第1術科学校に所属し、2005年8月に退職したということです。
山下徹也容疑者の自宅は、奈良市大宮町のマンションで、8階建ての最上階に賃貸で住んでおり、近所付き合いはなかったようです。
同級生によると「寡黙でどこか闇を抱えているようなタイプでした。みんなで和気あいあいとしているときも交じろうとせず、ひとりで黙々と何かをやっていました。成績はそこそこで、運動神経はいいほうだったと思います。印象が薄いので、エピソードは何も思い出せないんです」と存在感の薄さを語っていました。
狙撃犯の山上徹也容疑者確保の瞬間写真と見られるもの。 pic.twitter.com/Q6ac2HUHxb
— Justice🇯🇵☔️ (@Justice_Win555) July 8, 2022
安倍元総理は前日にスケジュールを変更していた
安倍元総理は、自民党新人の松山三四六氏の応援のため、銃撃された2022年7月8日は奈良ではなく長野入りする予定でした。しかし、週刊誌で、松山三四六氏の過去の女性スキャンダルが出たせいで、安倍元総理は急遽、長野入りを取りやめました。
2022年7月7日の長野入りが中止になり、そこから夕方に急遽7月8日の予定を調整し、奈良、京都、埼玉の3県への応援が決まりました。
安倍元総理のご冥福を心からお祈りいたします。
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