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ハンターハンターの最終回に迫る!物語の結末はどうなるの?全世界衝撃の結末とは?!

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数々のファンを魅了し続けた人気漫画ハンターハンター(HUNTER×HUNTER)ですが、最終回がどうなるのか気になりますよね?ハンターハンター(HUNTER×HUNTER)は1998年週刊少年ジャンプ連載開始、シリーズ累計発行部数8400万部以上の超人気漫画です。

テレビ朝日で11月14日(火)に放送されたテレビ番組
イワクラと吉住の番組
EP78 拝啓、中の人 ~冨樫義博先生からまさかの直筆のお手紙!!~
の中で、冨樫先生が直筆のお手紙で最終回について触れていました。その他にも初めて語られる連載秘話、キャラクター設定など、まだ世に出ていない裏話が満載でした。

今回お手紙で質問したのは、元櫻坂46の関有美子さんです。関さんはハンターハンターを「人生のバイブル」と評するほどファンのようです。冨樫先生も欅坂・櫻坂ファンを公言していて、ライブにも1回来ていたようです。相思相愛の仲だからこそ、このような手紙のやりとりが実現したんですね!

関さんが櫻坂を卒業する際には、直筆の色紙を贈ったようです。


出典:イワクラと吉住の番組より

物語の結末が待ち遠しい中、最終回にどんな展開が待っているのか、冨樫先生直筆のお手紙から探ります。

物語のクライマックスに迫る興奮と感動を共有しましょう。

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冨樫先生直筆の手紙の中身とは?!

出典:イワクラと吉住の番組より

元櫻坂46の関有美子さんの質問と冨樫先生からのお返事の内容をまとめました。

関有美子さんの質問①
HUNTER×HUNTERは物語をどこまで考えてかきはじめたんですか?

ハンターハンターは2023年現在下記内容で話が進んでいます。


出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答①
HUNTER×HUNTERは物語をどこまで考えてかきはじめたんですか?

最初の3話分です。

「ハンターという職業にスポットを当てた、異世界の物語」という大まかな設定が出来た時点で、いくらでも続けられるという手応えがありました。そこで連載の目標を「出来る限り長く続ける事」とし、ハンター試験に主人公()が挑むところから始めようと思いました。

連載スタート時に決まっていたのは3話分ネームと主人公()が試験に落ちて、場面が1〜数年先まで飛ぶところまでです。その間の試験内容は(何が起きるか分からない状況を自分自身も楽しみたいので)直前まで決まっていません。
結局ゴンが試験に落ちるという案は、担当と話し合ってボツになったで、作中に採用されたという条件を付与すると質問の答えは最初の3話分という事になります。ただ物語の柱となる仲間(キルア)と悪役(ヒソカ)を試験の序盤で登場させるのは予め決めてました。
ストーリー構成上やる必要のある事を先に決めておき、ディテールはギリギリまで気持ちを高めて一気に取り掛かる感じです。
そういう意味でいうと、かなり先まで大まかには決まっていましたが、1〜数年後に飛べなくなったのでその手前を描く事になり、大まかな部分は修正しました。多分その週は原稿を落とした記憶があります。

関有美子さんの質問②
時系列、キャラクターの設定が全て繋がっていると聞きましたが、キャラクターの設定を考える時、何を参考にしていますか?


出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答②
時系列、キャラクターの設定が全て繋がっていると聞きましたが、キャラクターの設定を考える時、何を参考にしていますか?

キャラクター設定は、①顔②性格③境遇に大別されてストーリーの流れの中で順不同に決まっていきます。例えばキルアの場合は、ゴンと同年代の仲間というストーリー構成上の流れから始まって超人的な身体能力・暗殺一家等の境遇が大まかに決まり、その境遇・背景に合う顔が作られて、最後にゴン達3人と会話をさせてみた結果ああいう性格になりました。

①の顔を決める時に参考にするのは今まで触れてきた漫画や小説、映画、音楽、歴史上の人物、文化人、芸能人やスポーツ選手などの脳内ストックです。キルアの場合は暗殺一家の何番目かの子供にしようと決めたあたりで黒夢の「少年」・「上条淳士」・「多重人格探偵サイコ」等が頭に浮かび、あの見た目になりました初登場の全身図・輪郭の一部を光で飛ばしている所に、上条氏や田島氏の作画への憧れが垣間見えます。

②の性格の参考になるのは圧倒的に「自分で作り出す場面・局面にキャラクターを置いた時」です。大まかに性格を決めていても、具体的な局面で登場人物同士に会話をさせてみたら、想定した展開の方向に行かない、という事が多々あります。例えば「正義感が強い」と性格設定しても、正義の定義や当人の境遇で立場が変わります。相手の反論に対し、どう反応するかで性格や境遇に修正・補充の余地が出来ます。この作業が創作の醍醐味であり、人物造形の生命線なのでキャラクター同士が話し合った結果、方向性に納得しなかったら後の展開を変えます。あとは登場人物が「作者の分身」にならない様に敢えて私自身が受け入れ難い価値観や信念・行動傾向、趣味嗜好等をキャラごとに入れるように意識していて、その最たる存在がゴンだったりします。
参考にするものでおすすめは討論番組です。自分で局面を設定する際も討論やディベートの様に意見の対立が生じる状況を積極的に導入して作り込んでいきます。

③の境遇で参考にするものは私の年齢によって変化してきた様に感じてます。若い時は面白い作品を手本にし、ある程度経験を積んでからは失敗作からもヒントや学びを得て、現在は史実やノンフィクションの影響が大きいです。


出典:イワクラと吉住の番組より


出典:イワクラと吉住の番組より


出典:イワクラと吉住の番組より

関有美子さんの質問③
HUNTER×HUNTERにでていた櫻坂のメンバーらしきポスターは櫻坂のメンバーですか?


出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答③
HUNTER×HUNTERにでていた櫻坂のメンバーらしきポスターは櫻坂のメンバーですか?

作中のポスターは有美子さんを含む櫻坂メンバーを描いたもので間違いありません。

長く同じ絵柄を描いていると、しんどくなる波が時折やって来るのですが、そんな時に「あと○ページ進めばポスターが描ける!」と自分を鼓舞する為のご褒美カットです。


出典:イワクラと吉住の番組より

櫻坂46の魅力は、一言で表すなら「真摯」です。特に楽曲を届けようとするひたむきな姿勢は、欅坂46の頃から一貫していて現在では楽曲のコンセプトをより高い精度で安定して提供できる位に経験を積んで強くなっていると思います。バラエティ適性のあるメンバーが冠番組を持てた事は本当に嬉しいです。これも各メンバーが役割を察し、真摯に取り組んだ結果だと思います。
坂道グループの皆さんは実名で活動をしている為、仕事とプライベートとの線引きの捉え方がより難しい中、メンバーの真摯さは確実に櫻坂46のイメージカラーを美しく透んだものに染めてくれていると思います。

関有美子さんの質問④
私がHUNTER×HUNTER好きっていつ知ってくださったんですか?

冨樫先生の回答④
私がHUNTER×HUNTER好きっていつ知ってくださったんですか?

欅坂46時代のブログを読んで知りました。当時私は欅坂46メッセージからブログに飛ぶのを習慣にしていたのですが、書見時は本当に只の一般人なので作品名が目に入り、街で突然誰かに声を掛けられた位どぎまぎしました。
更にその時を上回って度肝を抜かれたのが、「そこ曲がったら、櫻坂?」の新年会企画で、有美子さんが挙げてくださった「ハンターハンター全巻セット」です。視認した瞬間から意味不明に「何とかせねば・・・!」と思いながら仕事場をウロウロしました。ただ、絶望的にコミュ障でネガティブ系の自意識過剰気質なので、「気を使わせてしまっているのでは?」だの「本当に送りつけたら迷惑なのでは・・・?」などとグダグダ悩み、意を決するまで丸2年かかりました事、誠に申し訳ありません。

関有美子さんの質問⑤
一番好きな念能力は何ですか?

関さんはキルアが推しなので、キルアの念能力の変化形が一番好きなようです。


出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答⑤
一番好きな念能力は何ですか?

好きで言うと、第10王子姉の“キミがイナイ 二人セゾン”です。ネームを描いている時に某局で振付師のTAKAHIROさんが二人セゾンの振り付けの意図と曲の解釈について話していて、それに感動し触発されて一気に描き上げました。ライブのセトリでこの2曲が並んでいると、感情の均衡が崩れる位好きです。
はい、能力というか曲が好きです。

使ってみたいで言うと第11王子妹の“マジカルワーム 秘密の扉”です。旅費も時間も節約できそうですし、もしも旅先で腰が爆発しても這って地元の病院まで行けそうです。

出典:イワクラと吉住の番組より

関有美子さんの質問⑥
メルエムの真っ黒なカットはとても強い印象があります。最初から決めて書いてたのですか?

出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答⑥
メルエムの真っ黒なカットはとても強い印象があります。最初から決めて書いてたのですか?

ほぼ全てのコマ割りは、テンションを出来る限り高めた状態の、ネームにとりかかる直前からその最中にひねり出されたもので、「たて割りで黒地にフキダシだけのコマを数ページ続ける」というアイデアも例外ではありません。この回のネームを描き出す際に、こうの史代さんの「夕凪の街桜の国」の一部が頭に浮かび、私の脳内ではその場面がたて割り白地にモノローグだけのコマが連続する形で再生されました。(後で読み返すとそれは私の思い込みで、別のシーンのコマと混同する間違いだったのですが、、、。)その時にコムギとメルエムのやりとりを真っ黒なコマの中で淡々と続けようと決めました。

出典:イワクラと吉住の番組より

私より上の世代であれば、完全燃焼した人物の名場面といえば「あしたのジョー」を思い浮かべる人が大勢を占めるはずです。私の世代であればそこに「北斗の拳」のラオウが食い込んでくると思います。両者に共通するのは、カケアミを使用した情緒的な描写です。自分もいつか挑戦したいと思い、念願が叶ったのがコムギとメルエムの見開きです。結果ではなく、過程に生きる意義を見い出す二人を描くのはとても楽しかったですし、その集大成としてあの見開きに到達出来たことに満足しています。

出典:イワクラと吉住の番組より

関有美子さんの質問⑦
お休みの日は、何をされて過ごされていますか?また、今ハマっていることは何ですか?

関有美子さんは、冨樫先生はミステリアスな方だけど、コタツでみかんを縁側で食べてるイメージのようです。

冨樫先生の回答⑦
お休みの日は、何をされて過ごされていますか?また、今ハマっていることは何ですか?

基本休日という概念が無く、腰の調子が良いか悪いかでその日の行動が変化したりします。調子が良い時は悪くならない程度に机で作業し、悪い時は腰に負担がかからない姿勢で休みを入れながら無理のない範囲で立ち作業をします。

アリがかっぱえびせんに集まりやすいという電子記事がきっかけで、この夏一瞬だけアリの同定ブームが来ました。庭だけで10種以上見つかり、アミメマリが綺麗で感動しました。トフシアリを見つけた時点で何となく満足しブーム終了しました。ずっと続いているマイブームは見ないTV番組を録画して円盤化することです。元々はお気に入りの番組だけだったのですが、後で見ようと思ってレコーダーに保存しているデータが膨大になり、見ない状態のままDVD(当時)に移したのがきっかけです。現在では「どうせ見ないのに」という状況が面白くて続けています。私も吉住さん同様、作業中はずっと音を流しているタイプなのですが、そんな時もお気に入りの番組を繰り返し見る方を選ぶので結局後で見る系の円盤は見ないのですが録画をやめられません。どうしたら良いですか?

関有美子さんの質問⑧
最近おもしろいと思ったまんがはありますか?

冨樫先生の回答⑧
最近おもしろいと思ったまんがはありますか?

「最近」の定義を2023年に出版されたものとした場合、「やっぱりスゲェ・・・!!」となった作品があるのですが間接的にとはいえ有美子さんにこれをおすすめする形になると各方面からお叱りを受ける気がして具体的な作品名を挙げる勇気がありません。その作品の名誉のために弁明すると、私はその圧倒的実話描写に驚嘆し、弱さを繕わず描く強さに感動し、登場人物達の覚悟に感謝感涙しました。だが!!・・・だがしかしッッッ!!!申し訳ありませんッッ!

そこで「最近」の定義を現在も刊行が続いている作品、に変更し私がずっと面白くて読んでいるものを1つ挙げるなら「オーイ!とんぼ」です。ゴルフが題材の漫画ですが、ルール等知らなくても楽しめると思います。主人公のとんぼは、私がハンターハンターの連載構想当初に「ゴンはこんな人物にしたい」と思い描き、第1話で挫折した理想像そのものでした。かわさき氏の、人間・ゴルフに対する造詣と、古沢氏の、ひたむきな登場人物を優しく描き出す温かい絵柄とが見事に融合した作品です。

出典:イワクラと吉住の番組より

肝心なハンターハンターの最終回の内容は??

関有美子さんの質問⑨
結末は決まっていますか?

冨樫先生は以前、劇場版の冊子で結末について記載していたことがあるようです。

出典:イワクラと吉住の番組より

冨樫先生の回答⑨
結末は決まっていますか?

大まかにはA、B、C 3パターンの終わり方を用意しています。読者の反応、賛否の比率で想定した時に

Aは賛が8、否が2(評価が高いという意味ではなく、私的には無難な展開で批判票が集まりにくいだろうとの読みです。)
Bは賛否が拮抗し、
Cは賛が1で否が9くらいではないかと予想しています。否が圧倒的なCをなぜ残しているかというとそれが一番私の好みだからです。ただ基本的にはこの3パターンのどれも選ばずに済むくらい面白い結末を考えつくのが理想であり目標です。参考までに3つの候補から漏れたDパターンを開示しておきますので、未完のまま私が死んだらこれが結末だったという事で御容赦いただけますと幸いです。

Dパターンの結末とは!?

池のほとりで釣竿を握り微動だにしない少女。突然竿が大きくしなり、少女が叫ぶ。彼女の名前はギン。
ギン「来た来た来たァァ!!」
池の主を担ぎ、得意げにギンは1人の女性の前に立ち言い放つ。
ギン「約束通り主を釣ったよ!!お母さん!!」
更に女性に近づき小さな声でギンは続ける。
ギン「これでもう二度と私にハンターになれとか言わないでよ・・・!」
仕方なくうなずく女性。ギンは主を担ぎながら去って行く。
母親「主を釣り上げる事で狩猟(ハント)に目覚めてくれると思ったんだけど・・・ねぇ?」
女性が隣の夫に同意を求める。
父親「島から一生出ないで店を継ぐ・・・。それが現在(いま)のギンの希望なんだ。尊重してやろうよ。」
女性はまだ不満気だ。
母親「まあ、途中で気が変わるかも知れないしね。全くあなたもギンも何でそんなに・・・ってそりゃミト大ばぁばとノウコばばの血筋よねェ・・・。」
どうやらミトとノウコが血縁関係にない事を女性は知らないらしい。夫は静かに微笑む。あきらめきれず、女性は続ける。
母親「でも!ゴンじいは有名なハンターだったんだし・・・!あの娘だっていつかはきっと島を」
ギン「出ないからねッッ!!」
姿すら見えなくなった森の奥から、両親のやりとりが聞こえるはずもないのに叫び返す娘。父親は楽しそうにつぶやく。
父親「お見通しだね。」
場面が変わり、ミトの頃から続くいお店。主は綺麗にさばかれ全ての部位が下ごしらえされている。作業をしながらギンの独白。
ギン(お母さんはわかってない・・・。)
(じいがハンター時代の思い出を楽しそうに話す時、大ばあばがさり気なく席を外している事。)
(ノウコばばの相槌が全て誰かからの伝聞で、ばばがじじのそばにいられなかった寂しさを控えめに滲ませている事。)
包丁を持つ手でまな板を強くたたく。
(私はまっぴらだ!!)
(誰かの帰りを何ヶ月も何年も心が締め付けられる想いをしながら待つのも!!自分が誰かを待たせるのも!!)
(私は・・・)
扉が開く音。のんびりとした穏やかな声が響く。小太りの少年が植物を抱え入ってくる。
少年「山菜とったよ〜♪おおっすげ〜本当に主を釣ったんだ!」
「よ〜し島民全員にふるまおうぜっっ」
ギン(私はずっと・・・ずっと一緒にいたい人と)
少年「皆の喜ぶ顔が目に浮かぶぅ♪」
「さぁ、始めよ〜♪」
ギン(ずっと一緒にいる!!)
「うんっっ!!」
満面の笑顔で料理を作る二人。島から一羽の鳥が飛び立つ。大空を鳥が舞う。鳥の下にはどこかの街。様々な人々。
誰かの息子、誰かの娘、誰かの孫が色々な場所で暮らし、誰かと笑顔を交わしている。それはあのキャラの子供や、あのキャラの孫かも知れない。
鳥が空の彼方へ飛び去る。
それを見送っている誰かの後ろ姿。

 

 

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